【05.12.26】愛知県が2010年までに1万人純増が必要とする看護職員の需給見通しを作成

 愛知県は2005年12月26日に2006年から2010年までの看護職員需給見通しを発表しました。(PDF参照)今回で6回目となる需給見通しでは、非常勤職員を実労働時間をふまえ常勤職員数に換算して積算されています。2010年には必要(需要数)数が66,000人、供給数が64,695人となり、2005年末の推計供給数が55,686人であることから2010年までに10,314人を純増することが必要とされています。算定にあたって一定の労働条件緩和を見込んでいるものの、過密・過重な労働がいっそう深刻となっている看護現場からみれば現状を大きく改善するにはまだまだ不足です。
 また、今回の看護職員需給見通しは、看護職員確保のために「未就業者の再就業支援と離職防止」を重点的に行うことも強調されています。愛知県が行った調査では看護職員100人中15人が1年間に退職する結果となっており、看護職員の定着・離職防止は緊急の課題です

公開:2006年1月31日   カテゴリー: