看護師・助産師の不足は深刻さを増しています。また、医師不足による休診や入院制限なども毎日のように報道されています。愛知県医労連は10月6日に、2007年度予算で愛知県が医師・看護師の確保・定着・離職防止に抜本的な対策をとるよう求める要求書PDF参照を提出、11月15日に交渉をおこないます。
看護基準のランクアップを各病院が競い合い、マスコミでは「看護師の獲得合戦」と報道されています。現状は限られた看護学校の新卒者を財政力のある病院が奪い合うという状況で、このままでは獲得競争についてゆけない医療機関は取り残され、地域医療荒廃を招く危険も指摘されています。
愛知県は「未就業者の再就業支援」「離職防止対策」を重点に看護職員確保対策をすすめるとしていますが、厳しい勤務状況はいっこうに改善がすすまず、離職せざるを得ないケースも増えています。
愛知県医労連の要求は、「愛知県看護職員需給見通し」の見直し、労働環境の改善などの離職防止策、看護学校の入学定員増、新卒看護職員が働き続けられるための卒後研修制度確立、院内保育所助成の拡充などを中心としてます。
「医師・看護師増やせ」の国会請願署名は約4万筆が県民から寄せられています。また、11月25日には名古屋栄周辺で白衣の街頭宣伝・署名行動、パレードを予定しています。
【06.10.06】「医師・看護師増やせ」 愛知県医労連が11月15日に愛知県と交渉
公開:2006年11月9日 カテゴリー:職場から地域から