「医師・看護師ふやせ中央集会」が開かれ、全国から5300人、愛知からは100人を超える看護師などが参加し、日比谷野外音楽堂を埋め尽くしました。集会後、白衣で銀座をパレードし、医師・看護師不足の改善をアピールしました。
日本医労連・田中千恵子委員長は、深刻な医師不足と看護師不足で地域は医療崩壊の危機にあると指摘。「医療の問題は政治の責任だ。医師・看護師増員を求める世論は大きく広がっており、署名は100万人筆を突破した。今日までに498病院・診療所の院長・経営者、87市町村長、民主・共産・自民の18国会議員から賛同が寄せられた。」と報告、いっそうの運動強化を呼びかけました。
落語家の林家木久蔵さんとオーストラリア看護連合ビクトリア支部のジャン・ブロウリッジ副会長が連帯あいさつ。「過去に何度も入院したが、看護師さんたちのおかげで元気でいられている」(木久蔵さん)などエールが送られました。
リレートークでは「街頭で署名を訴えたところ、45分間で840人分も集まった」、「ぎりぎりの人員で、自分を犠牲にしながら働いている。患者さんから『体に気をつけて』といわれることもある」、「県内の自治体病院では一度に4人も内科医が退職したところもある。医師不足は深刻」など深刻な事態と打開のための運動が報告されました。