政府は、「7対1」入院基本料について、昨年1月の中医協「建議」を受け、取得病院に制限を加える目的で「看護必要度」を検討していました。今回の改定で、「看護必要度」を導入し、基準を満たした場合に「7対1」を許可することになりました。
要件は、「一般病棟の重症度・看護必要度に係る評価表」(ハイケアユニット評価表に修正を加えたもの)で測定し、「患者の状況等に得点(A得点)が2点以上、患者の状況等に係る得点(B得点)が3点以上を満たす患者を1割以上入院させている場合に算定できる」となりました。
「7対1」は、病棟の種別となっていますので、内科・外科・整形などの一般病棟全体の平均で「1割以上」ということです。
医労連のサンプリング調査では、若干、整形などで1割以下となりましたが、全体の平均にすれば、基準を満たせない施設は、極端に限られ、大きな影響は出ないという結果です。
【08.02.28】2008/02/13診療報酬改定 「7対1」看護配置基準に「看護必要度」導入
公開:2008年2月28日 カテゴリー:医療関連情報