7対1看護基準取得病院は34カ所に
【春闘速報29 7対1看護基準取得病院は34カ所にPDF参照39KB】
7対1看護基準取得病院は34カ所に
今年4月から+5病院が申請
(08年6/3付け愛知県社会保険事務所調査から)
◇県内一般ベッド総数4万1,531床に対し
申請は1万2,407床で07年12月末時点から+1,835床増
◇県内一般病院229に対し34カ所・15%、ベッド数で33%◇各病院の総ベッド数に対する申請率平均は、91.0%
(特徴点とコメント①)
前回調査(07年12月末調査)と今回調査(ほぼ今年5月までの申請分)を比較すると、7対1看護基準取得病院数では、昨年12月時点と比べ+1カ所(33カ所→34カ所)と若干にとどまっていますが、県内一般ベッド総数対比では、今回1万2,407ベッド(1万572ベッド・28%→+1,835ベッドプラス・33%)で7対1取得はベッド数対比でも、取得比率でも増加↑しています。
総病床数 届出対象ベッド数 申請 増加数 前年 県内一般 県内一般
病院数 増加率 ベッド比 病院数比
08年 6/ 3時点 計13,706 計12,407(91.0%) 34病院 1,835 117.4% 33% 15%
07年12/27時点 計11,674 計10,572(91.0%) 33病院 1,228 113.1% 28% 14%
07年 5/ 1時点 計10,285 計 9,344(90.8%) 28病院 4,245 183.2% 25% 12%
06年11/28時点 計 5,733 計 5,099(88.9%) 20病院 14% 9%
(特徴点とコメント②)
一方で、7対1看護基準の取得病院は変化が見られました。取得病院数は、さきのように+1カ所ですが、今回調査の結果、実は、新たな取得病院は5病院で、「返上」したと推定される病院が4カ所あったことです。これで返上病院は6カ所となりました。
日本医労連は、加盟組合や全国の実態から「いま、働き続けられる職場作りが最も大事」としそのための「賃金と労働条件の改善」を社会的に進める必要を提言しています。『経営効果のみに目を奪われ、ぎりぎりの人数・労働強化で無理を強いての申請は、退職数防止にならず結局、維持できない』と警告しています。社会的な養成増も必要です、しかし、現在働いている看護師の退職防止がカギになっています。
◆ 7対1看護基準を「新たに申請し取得」した病院は、5カ所
(07年12月時点より現在まで)
病院名 所在地 総ベッド数 申請ベッド数 申請率
08年4/1 星ヶ丘マタニティー病院 名古屋市千種区 58 58 100.0%
※4/ 1 藤田学園保健衛生・坂種病院 名古屋市・中川区 499 499 100.0%
※4/ 1 南医療生協病院 名古屋市・南区 298 298 100.0%
4/ 1 一宮市民病院 一宮市 530 474 89.4% ▲56
4/ 1 愛知県心身障害者コロニー病院 春日井市 150 35
◆ 7対1看護基準を「返上」したと推定される病院は、6カ所に増加
※印は加盟組合 (07年12月時点・2カ所)
病院名 所在地 申請日 総ベッド数 申請ベッド数
名古屋第1赤十字病院 名古屋・中村区06年11/ 1 857 781(91.1%)
愛知県心身障害者コロニー中央病院春日井市 06年11/ 1 150 35(08年4月復活)
愛知学院大学歯学部付属病院 名古屋・千種区 06年4/ 1
※新城市民病院 新城市 06年9/ 1 225 221 98.2% ▲4
伊藤病院 名古屋・熱田区 06年5/ 1 18 18 100.0%
東海産業医療団中央病院 東海市 06年7/ 1 160 250 64.0% ▲90
◆ 一旦申請したがベッド縮小で「再申請」した病院は3カ所
病院名 所在地 前の申請日 総ベッド数 申請ベッド数 未申請ベッド数
新たな申請日 ▲印
名古屋記念病院 名古屋市・名東区 06年5/ 1 464 464(100.0%)
07年5/ 1 464 435( 93.8% ▲29B)
津島市民病院 津島市 06年7/ 1 440 393( 89.3% ▲47B)
07年5/ 1 440 375( 89.3% ▲ 65B)
07年7/ 1 440 327( 74.3% ▲113B)
稲沢市民病院 稲沢市 07年4/ 1 392 296( 75.5% ▲ 96B)
08年4/ 1 392 243( 61.9% ▲149B)