民主党与党からあいさつが
◇【秋闘速報22】10.22中央集会が4,000人で大成功PDF
社会保障費を増やして国民のための医療・介護への転換を!
10.22中央集会が4,000人で大成功しました
◆ 医師・看護師、介護士を増やし安全安心の医療・介護を
集会では実行委員会を代表して日本医労連・田中千恵子委員長があいさつし、総選挙で、社会保障を切り捨ててきた自公政治を終わらせた運動の力に確信をもち、新しい政権の下で絶好のチャンスを生かした医療・介護をはじめ、社会保障を充実させる運動に取り組もう、としました。
「各政党からのあいさつ」では、政府・民主党の山崎摩耶議員(元社団法人日本看護協会常任理事)、社民党・阿部ともこ議員、共産党・小池晃議員が参加し、医師、看護師、介護士の増員と医療介護保険制度改善、社会保障費増額に賛成し、今後も協力を惜しみません、と力強い表明がされました。
連帯あいさつでは「保険で良い歯科医療を全国連絡会・江原雅博代表、全国医師ユニオン・植山直人代表、日本看護協会・小川忍常任理事が、メッセージは各自治体首長が紹介され、愛知からは愛知県医師会妹尾会長、日進市市長から激励が寄せられました。
また、著名人からは、漫画家のやくみつる氏が激励にかけつけました。
さいごに医療、介護現場の改善を求め「10・22集会アピール」を採択、銀座の繁華街をパレードしアピールし、大幅増員と医療介護制度改善、社会保障費の大幅増額を国に求めました。
10・22集会アピール(案)
「医療崩壊」「介護崩壊」ともいうべき事態の進行の中で、私たちは医療・介護、社会保障の拡充を求める運動に取り組んできました。特に2006年以降、広範な諸団体による共同集会に取り組んできました。
こうした運動の前進と「ストップ医療・介護崩壊」の国民世論のちからで、小泉構造改革のシンボルのひとつであった「骨太の方針06」に基づく社会保障費の毎年2,200億円の削減に対して、2009年度はその減額を230億円にまで圧縮させ、2010年度予算編成に際しては社会保障費の自然増を認めさせました。
国民世論はこれに止まらず、総選挙で、社会保障を切り捨ててきた自公政治を終わらせ、新しい政権を誕生させるに至りました。
今こそ、医療・介護をはじめ、社会保障を充実させる絶好のチャンスです。
しかし、後期高齢者医療制度の廃止については、「医療保険の一元的運営への改革と合わせて2012年までに廃止」との方針を打ち出しているように、直ちに廃止して一旦老健制度に戻すとの昨年の4党共同の「廃止法案」の立場からみると、廃止先送りといわざるを得ない状況となっています。社会保障拡充の積極的な公約も、引き続く国民の運動なしには、実現は困難です。
いよいよ来週から臨時国会が始まります。政権交代というチャンスを生かし、「医療・介護崩壊」から国民のいのち・健康を最優先にする政治への転換を現実のものとするため、これまで以上に共同の運動と国民世論を広げましょう。政府に対し、医療、介護をよくする現場からの提案を大いに発信し、ひとつひとつ実現していきましょう。
○私たちは、安全・安心の医療を実現するために、診療報酬を引上げるとともに、医師・看護師をふやすことを求めます。
○私たちは、安全で行き届いた介護を実現するために、介護保険制度を抜本的に見直し、介護報酬引き上げ、介護職員の処遇改善・増員を求めます。
○私たちは、誰もが費用の不安なく医療・介護が受けられるために、患者・利用者負担の軽減を求めます。
○私たちは、年齢で区分し、高齢者に耐え難い負担と医療差別を強いる後期高齢者制度を直ちに廃止することを求めます。
○私たちは、医療・介護崩壊をくい止めるために社会保障費総枠の増額を求めます。
2009年10月22日
社会保障費を増やして、国民のための医療・介護へ転換を! 10・22中央集会