【12.02.19】愛知県医労連 青年委員会ニュース

青年委員会主催 ピースツアー第4弾!!in知多半島

おいしい海鮮丼と、平和のための戦争遺跡ツアー

 愛知県医労連の組織拡大合宿後の19日、青年委員会主催のピースツアー第4弾、平和のための戦争遺跡ツアーを開催しました!
 組織拡大合宿後にも関わらず、ツアーには15名が参加!!腹ごしらえに知多の新鮮な魚の乗った海鮮丼を食べて出発です!!
 半田という地域は戦争中、戦闘機や兵器を作っていた工場が立ち並んでおり、終戦間際の昭和20年7月にB29爆撃機78機が250キロ爆弾など約2140個を投下とのことです。中島飛行機の衣料倉庫だったこの赤レンガの建物には今でも弾痕が残っています。

 その後は、河和へと向かいました。河和には戦時中「河和海軍航空隊」があり、この部隊に関連する遺跡が数多く残されていました。人間魚雷「回天」の出発基地跡や、水上でも使える飛行機などを引き上げたスリップ、回天に続く水上の特攻兵器「震洋」(ボートに弾薬を積んで、敵艦に体当たりする兵器)の基地など。注目してみていないと、それがそうだとはわからないものもありました。

 最後は地元の人からたぬき寺と呼ばれている岩窟寺、中之院にある陸軍兵士像へ。日中戦争の最中、名古屋の歩兵部隊が多くの戦死者を出し、その遺族らが、写真をもとにこのコンクリート像を作ってほしいと依頼したそうです。94年までは名古屋の月ヶ丘軍人墓地にあったとのことです。
 「私たちの知らないところで大きく・たくさんの被害があったことを今の若い世代の自分たちの周りにも少しでも知ってもらうことは大事だと思った」「戦争の悲しさをガイドのお二人のおかげで感じることができてよかった」と感想を述べてくれています。
 今回の平和ツアーを通じて、本当に大切な命が戦争政策の中で奪われてきたことを感じました。生きるということに日々向き合っている医療者だからこそ、平和ツアーを通じて歴史に学び、生きることを大切にできる社会をつくっていかなければならないと感じました。みなさん、お疲れ様でした!

青年委員会ニュース

公開:2012年4月6日   カテゴリー: