【12.10.03】「パート賃金労働条件等調査」について

「パート賃金労働条件等調査」について

連日の奮闘に敬意を表します。
医療、介護の職場は、いまや医療では3割がパート、介護では施設で4割、在宅介護では8割がパート職員というのが実態になっており、この分野のパートの組織化と賃上げや労働条件改善は、安全安心の医療と介護の提供に直結する運動になっています。
そのため、この間、日本医労連は、2010年から本部にパート対策委員会を設置し、この分野の運動を抜本的に強化して、取り組みを呼びかけてきました。その結果、加盟組合のみなさんの大奮闘で、パートの組織拡大は飛躍的に前進し、日常の拡大はほぼ3人に1人がパートになっています。また、そういったパート組合員の増加を背景に、改正・パート法に基づく「均等待遇要求」が前進し、パート時給のアップや労働条件改善、正規職員化など様々な改善が進んできており、いまや春闘・秋闘では全労連・国民春闘共闘委員会の中でもパートの課題での運動推進のリーダー的な産別として注目を集めるに至っています。
日本医労連は、今年度もパート対策委員会を設置し、産別としてパートの運動強化に取り組みます。取り組みを推進する上で、この間、強い要望が寄せられてきている、加盟組織のパート賃金労働条件の資料提供に取り組むため、「アンケート調査」を実施することとしました。パートの組織拡と要求運動の前進をいっそう大きくすすめるため、春闘、秋闘争での対使用者交渉での活用や、パート部会・集会での意思統一に活用できるデータを収集することが、目的です。大変、ご多忙と存じますが、よろしくお願いいたします。

1.調査の目的  

パートの賃金労働条件実態を明らかにし、春闘・秋闘での対使用者要求交渉やパート
部会・パート集会での意思統一での活用などで活用する。

2.実施時期

回収期限 2012年10月10日(水)

2012年秋の運動に生かせるよう2011年7月実態を基本に、11月3日(土)~4日(日)長野開催で予定する「パート全国学習交流集会」で発表し、活用を意思統一する予定です。

3.調査対象

今回のパート賃金労働条件アンケートは、7全国組合及び47都道府県医労連に加盟する単組、支部などの単位組合の組織調査です。全国組合の場合でも、単組、支部ごとにパートの労働条件が異なる場合には、アンケート用紙の回収をお願いします。
ここで調査する対象については、パート、臨時、嘱託等の名称を問わず、時間給の契約ではたらく非正規労働者について調査します。
可能な限り多数の集約を行い、運動推進に役立てたいと考えていますので、ご協力をお願いします。
 また、県医労連および、全国組合本部で、まとまった調査資料(加盟組合ごとのパート時間給など比較一覧表やデータブックなど)があれば、お寄せいただけますと大変、役立ちます。よろしくお願いします。

4.調査内容

アンケート用紙は、別紙のとおりです。主な項目は、以下。

(1) パート労働者の賃金・労働条件に関する事項

調査項目(雇用契約、時間給=基幹職種ごとの最賃、昇給制度、一時金、就業規則の有無、手当支給、福利厚生関係、正規職員への転換制度、等)。

(2) パート労働者の組織化に関する事項(組合規約、パートの運動の推進体制、等)。

連絡・問い合わせ
備考:不明な点は愛知県医労連までお問い合わせ下さい。
         

公開:2012年10月3日   カテゴリー: