写真:頂上付近にある像の前で。ツアーには20名が参加
青年委員会主催 ピースツアー第5弾!in 三ヶ根山
戦争賛美遺跡のツアーで戦争の悲惨さを学ぶ
愛知県医労連の組織拡大合宿後の2月10日、青年委員会主催のピースツアー第5弾を開催しました。今回は、戦争賛美の遺跡ツアーを通じて、戦争の悲惨さを学ぶことをテーマに行いました。
組織拡大合宿後にも関わらず、ツアーには20名が参加!腹ごしらえに蒲郡の刺身定食を食べて出発です!
三ヶ根山には思った以上に慰霊碑が多く、他のところと違うのは、太平洋戦争を侵略戦争とし、兵士を英霊として祀ってある碑だということ。数も多く全ては見切れないほどでした。なぜこんなにも「英霊」を祀ってある碑が多いのかというと、三ヶ根山の山頂から見た風景が、日本兵も多く戦死したフィリピンの海に似ていたことから、山頂には「比島(フィリピンの事)観音」という神社も設けられ、そういった碑が多く建てられてきたそうです。これほど戦争を美化する慰霊碑がたくさんあることにとても驚きました。ほとんどが軍人を祀った碑で、驚きとショックもあったとの感想が聞かれました。
戦争の被害だけではなく、日本の加害の歴史も同時に学ばなければ、戦争の実態は見えてこないと感じたピースツアーでした。
今回の平和ツアーでは、これまでの学習とは違った視点から見るツアーとなりました。「戦争」というもの自体が命を奪うばかりか、一人ひとりの思想や人生までも統制してしまうものだとも思いました。医療者として、日々「いのち」と向き合う現場だからこそ、戦争を「昔」のことにせず、学び続け、一人ひとりが大事にされる社会をつくっていきたいと思いました。
参加されたみなさん、ありがとうございました!
写真:
三ヶ根山にあるA級戦犯を祀る碑