参議院選挙
良い医療・看護・介護の提供と、働き続けられる職場を実現するために、参政権を行使して政治を変えよう!
7月4日、参議院議員選挙が公示され、7月21日投票日までの選挙戦の火ぶたがきられました。今回の参議院選挙は、安倍政権が数の力で強行しようとしている社会保障大改悪、消費税大増税、原発再稼働と輸出、日本の主権奪うTPP(環太平洋連携協定)参加、米軍基地・オスプレイ配備の拡大、そして憲法改悪など、悪政にストップをかけ、日本の未来を切り開く重要な選挙です。
人間らしい生活を保障する、大幅賃上げと働くルールの確立は、労働組合の重要な役割です。しかし、安倍政権は「日本を世界で一番企業が活動しやすい国にする」と、これまで労働者と国民が闘って獲得してきた制度や権利を根こそぎ奪い、破壊する政策をすすめています。
社会保障大改悪と消費税増税を許せば、賃上げを勝ち取ったとしても、生活の厳しさは改善されないどころか、日本の不況はさらに深刻になってしまいます。また、来年の通常国会で論議が予定されている、解雇の自由化など「労働法制の規制緩和」が強行されれば、今でも長時間労働や不払い労働が横行している医療・福祉現場は、さらに深刻になり、働き続けられなくなります。
そして、私たち医療・介護労働者として許せないのは、いまだに福島第一原発の事故原因が確定できず、被災者の補償も不十分なまま、再稼働に舵をきっていることです。国民のいのちより経済を優先させることは許されません。
また、憲法を改悪し、日本を「戦争できる国」にすることは、従軍看護婦として戦争に協力させられてきた医療の歴史からも断固反対です。国際社会から大きな批判を受けている第2次世界大戦における日本の侵略否定発言や「従軍慰安婦は必要だった」発言は、私たちが選挙でノーを突きつけるべき問題です。
みなさん、私たちの投票行動が明日の日本を決定します。すべての組合員が必ず投票に参加し、良い医療・看護・介護の提供と、働き続けられる職場を実現するために、参政権の行使を呼びかけましょう。私たちの要求実現にむけた政策を掲げる勢力を前進させるため、力を尽くすとこを呼びかけます。
以上 決議します。
2013年7月7日 愛知県医療介護福祉労働組合連合会 第63回定期大会