2016春闘速報4 第７回パート集会を開催 均等待遇へ！
大幅賃上げ・大幅増員・働き続けられる職場めざして
２０１６春闘 仲間を増やして 元気よく闘おう
第７回パート交流集会 ５組織１９名
知って活かそうパートの法律
３月１２日、第７回パート交流集会を開催し５組織１９名が参加しました（南６、名南１、みなと１、豊橋市職３、国共東海３、個人組合１、書記局３）
＜▼写真 白川弁護士（真ん中下）を囲んで、パート待遇改善がんばろう＞
パート法、使用者の義務を履行すれば待遇改善は可能
北法律事務所の白川弁護士が「知って活かそうパートの法律」と題して講演。パートタイム労働者は通常労働者と特徴が異なるため、さらに特別な法律を定めている。パートタイム労働法に定められた使用者の３つの義務 ?労働条件の文書交付義務（第６条）、?通常労働者への転換機会義務（第１３条）、?改善措置の内容説明義務（１４条）をしっかり果たさせる中で待遇改善は可能だと力説。
また、労働契約法は労働者保護を定めた法律であり、?就業規則と労働契約は“労働者が有利になる方を優先”に取り扱われる、?就業規則改悪後も争って勝訴する事例があり諦めない、?雇止め制限が法文化され、２０１３年４月以降の５年で有期から無期に転換できる。モデル書式を活用して積極的に活用しようと呼びかけられました。
無期労働契約への転換を申し込む場合 （モデル書式）「私は、現在の有期労働契約の契約期間の末日までに、通算契約期間が５年を超えますので、労働契約法第１８条の規定に基づき、期間の定めのない労働契約への転換を申し込みます。」
激増するパート労働者 パート法改正の前進を活かして、過半数組合へ交渉力引き上げ、パート運動の前進を
林書記長から問題提起。?全国の医療・福祉労働者は743万人。正規443万人（62％）、非正規281万人（38％）で非正規は4割。対前年比で正規5万人増に対して、非正規20万人の激増。?病院3割、介護4割、在宅ヘルパー8割がパート、病院や介護施設の運営はパート労働者なしでは成り立たない。?多くのパート労働者は、低賃金・劣悪な環境で働いているが労働組合の要求運動が遅れている。 2008年パート労働法改正、2012年8月労働契約法改正、最低賃金愛知１２年連続アップ。厚労省「正社員転換・待遇改善実現プラン」発表、パート運動は前進の大きなチャンス。過半数組合で交渉力アップしてパート労働者の処遇改善を勝ち取ろうと呼びかけました。
７０人のパート助手、５０名が組合加入し団体交渉定期昇給を勝ち取とった！（豊橋市職病院支部）
各職場の交流では、豊橋市職病院支部のパート助手さん。４年前に委託から直雇用された７０人のパート助手さん、新人看護師の指導を含めて業務が次々と増える中、何年働いても昇給しない現状はおかしいと、５０名が組合に加入し団体交渉にも参加。４月からの昇給制度を勝ち取ったと喜びの報告。
国共東海からは、パートの待遇は悪くないが、忌引き休暇が無給であること、病棟のパート看護師が看護助手の仕事の肩代わりをさせられている状況があり、昔と比べてもパートの業務が様変わりしている。パートの改善につなげていきたいと報告しました。
南生協労組からは６名が参加。今月５人目の組織拡大が報告。パートの昇給制度はあるが、上司の決済がないと昇給できないため、圧倒的パートが昇給無しの実態。小規模介護事業所が多くパートさんが点在している。しっかりパート法を広げて、仲間を増やして前進を勝ち取りたいと報告されました。
そのほかに、みなとからパート部会を不定期に開催し、１人ぼっちのパートさんを無くして、部門を超えて交流し仲間をつないでいると報告されました。
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発行 ２０１６年３月１４日 愛知県医労連・林書記長
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