三重県湯の山温泉で7組織23名
愛知県医労連は9月17日、18日に『ユニオンセミナー』を開催しました。毎年秋に組織拡大合宿をバージョンアップし、今年は『学びを力に』をテーマに各組織の新役員を対象に役員教育と組織拡大の意思統一を行いました。
参加は7組織23名。
条件つけず保障された労働三権
講演?愛労連の竹内事務局長から『人間らしく働きたい、だから労働組合』と題し「いい仕事をし、まともな労働条件で働くためには、たたかうことが必要」と強調。
「憲法28条の労働三権は『労働基本権』を何の条件も付けずに全面的に保障している。社会や使用者は自己責任論で迫ってくるが学習に基づいて権利意識を育み、法律や権利を学び知らせて労働基本権を行使していく努力と工夫が必要である。」と力を込めて話しました。
講演?林書記長から『たたかって前進、だから医労連』と題し、日本医労連の綱領について、新潟・国立高田病院妊娠制限事件や60年の歴史的「病院ストライキ」、ニッパチ闘争、ナースウェーブのたたかいを学びました。この基本路線は「労働者の生活と権利をまもること・国民のいのちと健康をまもることを統一してたたかう」と説明し、「大切な人を勤め先の病院に入院させられるか?医労連に結集して誇りの持てる病院・介護施設を作っていこう」と話しました。
愛の反対は憎しみでなく、無関心
マザーテレサの言葉『愛の反対は、憎しみではなく無関心』の言葉を紹介し、「安保法強行採決から1年。いのちに向き合う医療介護労働者が平和を守る先頭に立って仲間を増やし前進させよう」と話しました。
グループ討論も盛り上がり
それぞれの講演を受けてグループワークを開催し「残業申請できない」「妊娠しても夜勤免除申請できない」「育児休暇後退職する」など、法律や権利が生かされていない実態が浮き彫りになり、組合が実態をつかみ要求を広げ改善させていこうなど、討論が盛り上がりました。
2日目は講演?幸島書記次長からの『この秋、仲間ふやし共済を広げよう』。9月に結成した岡崎介護ユニオンが組合結成に至った経過や、秋の500名組織拡大の意味を示し2016秋闘運動で要求の総対話、退勤時間調査やすべての活動を組織拡大に結び付けようと訴えました。
夜の交流会も大いに盛り上がり、セミナーの終わりには『365日の紙飛行機』の替え歌バージョンを歌い、みんなで労組を大きく強くの決意を新たにしました。
今後、若手役員が元気になり育成につながるセミナー作りのため皆さんからのご意見をお待ちしています。
各組織の報告
【名南会労組】 執行委員が若返り、学習教育の必要性やものの見方を学ぶ機会を設けていきたい。新人拡大はうまくいっているが、要求を引き出さないと拡大につながっていかない。老健では休憩保障中の一人夜勤問題など介護労働の実態を要求にして拡大に取り組んでいく。『Job Cafe』を企画して集まりしゃべる機会を設けたい。専従配置も実現させ毎月連続3名拡大にも執念をもち370名組織にしていく。
【みなと生協】 大会を迎え、新たに若手2名が執行委員に加わり会議の討議の持ち方や学習を大切にしていきたい。役員の任務分担も行い、役員が主体的に動けるしくみや共済の実務処理や事務も整備している。共済の魅力が組織拡大につながっていくことを最大限生かし組合加入者に7型800円を2か月プレゼントしている。労組の見える化を意識してニュースで共済をアピールしたり、退勤時の対話を積極的に計画していく。
【南知多】 9/10第11回大会を行った。大会成立が危ぶまれたが執行委員長を筆頭にみんなで参加を呼びかけ32名の参加で成功した。新役員会も開き、組合の見える姿、秋の行動を話し合い、組合の楽しい姿やイキイキした姿を見せ拡大にもつなげていきたい。
【全医労豊橋】 9月にスト権投票を行い組合加入もあった。組合が行動している姿を見せていくことが大切。11.11ポッキーの日にはスーパーサンヨネで署名宣伝を行うのでみんなで希望の休暇を申請していく。共済給付実績の一覧は「すごい給付」が一目で分かり効果がある。