【17.01.25】春闘速報? 2017春闘統一賃上げ要求額決定

燃える 2017春闘 第2弾

 
正職員:月額4万円以上
非正規:時給250円以上

愛知県医労連は、1月15日の臨時大会で賃上げ要求額を決定。国民負担増分も他産業との賃金格差も縮小する状況にはないことから、2017春闘も引き続き、月額4万円以上の賃上げ要求とします。
労働者の負担増は2011年以降、様々な形で押し寄せており、児童手当縮減(11年10月)、住民税年少扶養控除廃止(12年6月)、厚生年金保険料引き上げ(17年まで毎年0.354%引き上げ)、復興特別所得税(13年1月~25年間)、復興臨時住民税(14年6月~10年間)も継続されます。労働者の実質賃金は5年連続(2011年~2015年)マイナスとなり2016年に微増しましたが、消費者物価指数がマイナスになったことが要因で、賃金は改善されていないことから、要求額を引き下げる要因はありません。
非正規の賃上げ要求額は、引き続き時間給250円以上としました。正職員の要求額4万円を月労働時間160時間で割ると時間単価250円となります。賃金の底上げと均等待遇の重要性をふまえ、引き続き250円以上を要求額とします。

2017春闘要求アンケートに取り組み
生計費原則に基づく要求に確信を深める


生計費に基づく要求討議を深めるため、日本医労連「2017年春闘要求アンケート(別紙)」に徹底的に取り組みます。1月13日現在の賃上げ要求額の平均は月給者26,700円、時間給者163円です。生活実感の不足額は「5万円」が29.8%と最多、賃金不足額平均は39,572円です。生活実感は「かなり苦しい」16.6%「やや苦しい」45.3%を併せると61.9%となり、6割以上が生活の苦しさを実感しています。職場の不満のトップは「賃金が安い(正規49.6%・非正規42.1%)」で、賃上げは組合員の最も切実な要求です。

公開:2017年1月25日   カテゴリー: