この秋、職場の力で“大幅増員”“夜勤改善”を勝ち取ろう
愛知県医労連は9月1日、いのち守る愛知キャラバンスタート集会を開催し、11組織27名が参加し、学習交流集会でスタートを切りました。西尾副委員長の司会ではじまり、集会挨拶に立った渡邉委員長は「キャラバンの目的は3つ、?8時間労働で人間らしく働く賃金・労働条件の獲得 ?憲法改悪阻止、医療・社会保障の拡充 ?組織を強く大きく この秋、全国の仲間とがんばろうと挨拶しました。
愛知3919人の看護労働実態調査結果報告
健康で働き続けられる働き方改革を求めよう
始めに昨年度県内看護師3919名分の「看護労働実態調査愛知版」の結果を矢野書記次長が報告。看護師の7割が辞めたいと回答した背景に、?長時間労働と夜勤との関連性が明確であること、?健康不安や妊娠異常は経年的に高いこと、?慢性的な人手不足が患者の命、看護師の健康を脅かしていると報告、国と愛知県、職場での大幅増員・夜勤改善運動をいっそう強めようと報告しました。
「社会的な賃金闘争」全国一律の最低賃金の確立を
「医労連版 最賃アクションプラン」に立ち上がろう
次に幸島副委員長を講師に「全国一律の最低賃金引上げ運動・医療介護労働者の特定最賃制度新設に向けて」学習。?日本の低すぎる最低賃金を今すぐ1000円以上、1500円を目指す必要があり、全国一律の最低賃金は世界の常識であること ?全国一律の医療介護労働者の特定最低賃金をつくる大運動を ?愛知の最低賃金は10月から898円(+27円)は月額4000円以上の賃上げ。職場で最低賃金引き上げに連動した賃金底上げを勝ち取ろうと呼びかけました。
この秋、年末一時金アップ、長時間労働改善と不払い労働根絶、夜勤協定締結・改善にふみだそう
続いて林書記長が、秋のキャラバン行動提起を行いました。?秋闘要求は一時金アップとあわせ、働き続けるための長時間労働規制・不払い労働根絶を要求すること、?夜勤は有害。夜勤協定の手引きを活用し夜勤規制を具体的に要求しよう、?来年4月から始まる働き方改革一括法の総チェック、?組合の見える化に挑戦、要求運動とあわせて新署名と退勤時行動など計画し仲間ふやしに全力を挙げようと訴えました。
今、なごやかハウスに夜勤軽減策が必要
この秋必ず介護施設の「夜勤協定」勝ち取る
次に、なごや福祉施設協会労働組合の永田執行委員長が「なごや福祉施設協会の夜勤協定の締結に向けて」と題して報告。2年前から看護師のオンコール体制移行に伴い介護職の夜勤負担が増え退職者が発生している。特養は12施設あり、夜勤体制がバラバラなので夜勤体制と回数のルールが必要な状態。組合としてまず「2交替で月5回以内」を案として論議を進めている。この秋闘で必ず「夜勤協定」を勝ち取りたい。
働きやすい勤務表でなければ仕事は続かない
13年前から夜勤点検委員会「継続は力なり」です
13年前の団体交渉で「働きやすい勤務表作成のため」と、労働安全衛生委員会で使用者から勤務表が提示されることになり、2006年から毎月夜勤点検委員会を開催中。辛い夜勤はないか、連続勤務はないか、月1回の土日休みがあるか、辛い勤務があれば管理部に改善を求めている。少しづつ改善が見られます。スタッフが働きやすい勤務表でなければ仕事は続きません。モチベーションが下がる勤務では困るんです。「継続は力」です。
そのあと職場の実態を交流。介護施設の夜勤協定を参考にしたい、夜勤点検委員会でチェックする勤務は何か?など、特別報告の2組合に質問が多く出されました。
集会の最後は、渡邊委員長の団結がんばろう、そして、恒例の「ドンパン節(秋田民謡」の替え歌を参加者全員で歌いました。
「どんどんパンパン どんパンパン どんどんパンパン どんパンパン どどパパどどパパ どんパンパン 今日はキャラバンスタートだ、医療を守れいのち守れ、仲間の思いを口々に 働く仲間が団結だ!」