19春闘速報㉓ 18名で人事院中部事務局に要請、人手不足の実態を訴え

6月27日、人事院中部事務局への要請を行い、全医労東海北陸地方協の役員を中心に18名が参加しました。人事院中部事務局の守屋専門官に、「医療労働者の賃金・労働条件を求める要請書」を手渡し、①賃金・労働条件の改善、ハンセン病施設の介護職員への夜間看護手当支給、②夜勤回数制限、勤務間隔12時間以上、③一時金引き上げ、④連続勤務時間の短縮、⑤非常勤職員の更新、⑥雇用と年金の接続をはかり、希望者全員の再任用を保障することを求めました。

全医労の役員より、現場の厳しい実態を訴えました
〇賃金が安くて人が来ない。過酷すぎて辞める。人の命を守る医療者が自分達の命を削っている状態。(豊橋・藤井看護師)
〇ハンセン病施設では13苑中6苑が当直から夜勤となったが、それに伴い日中の人員が不足し、ケアや入浴介助がままならない。きちんと夜勤手当を。(地方協・森川書記長)
〇60才過ぎると仕事が減らないのに賃金が下がる。60才以上で頑張ってくれている人たちにも手当てしてほしい。(天竜・浅野看護師)

・看護師は皆薬を飲みながら仕事をしている。
・患者の重症度が高く、疲れ果てて辞めてしまう。
・夜勤交代制勤務をしてきた人の定年が一般職と同じでいいのか考えてほしい。
・勧告より54年経つがいまだに9~10回の夜勤。夜勤ができる人だけが再雇用の対象。年配者にも優しい制度に。
・夜勤専従を導入。撤回を求める要求書を受け取り拒否。ありえないこと、指導を。

人事院側からその場での回答はなく、「皆さんの大変さはよくわかった。上に伝えます。」との対応でした。

公開:2019年7月1日   カテゴリー: