愛知県医労連は7月7日、第75回定期大会を開催し22組織から代議員、役員、傍聴を含めて過去最高の130名の参加で成功しました。開会あいさつで石川淳子副委員長は、「会場いっぱいの参加で大会を迎えられて嬉しい。いい大会にしましょう。」と喜びを語りました。渡邉執行委員長は、高齢化・在宅医療の問題に触れ、「どうしていくのか皆でしゃべる場がない。医労連を皆が話し合える場にしよう」とあいさつを行いました。
林書記長は議案提案で1年間の活動を振り返り、新人加入過去最高の70%に達したこと、未組織労働者の組織化に取り組み、地域ケアユニオン結成が進んだことを報告しました。組織拡大でも、昨年比+12名で、12,476名となり、12年連続過去最高を突破したことを報告しました。
運動方針では、2019年度の運動の基調として5つの点をあげました。
①平和:憲法改悪阻止の署名継続、沖縄平和ツアー・医療研in沖縄への参加呼びかけ
②賃上げ:8時間働けばまともに暮らせる賃金の獲得、最低賃金引上げ、非正規の均等待遇、介護の特定処遇改善加算の要求
③夜勤改善、大幅増員:署名の継続、人員不足解消のための県交渉、8/31労働安全衛生学習交流集会、夜勤回数制限・介護1人夜勤なくす
④社会保障:キャラバン行動、10/17いのちまもる国民集会、年金改悪反対の取り組み
⑤組織拡大:2021年の結成60周年に向け1万6千名組織目指して、共済推進や地域ケアユニオン作り
2号議案では、西尾副委員長より、18会計報告と19会計予算が提案されました。
午前の議事の最期には、「第一交通労組」より争議支援の訴えとカンパに取り組み、32,663円が集まりました。民医連分会の川村代議員より、あずみのの里裁判の署名の呼びかけも行いました。昼休みには、医療のうたごえ祭典の参加呼びかけと「私の看護婦さん」の歌、原水爆禁止世界大会・青年学生ツアーのカンパ訴えがあり、15,000円が集まりました。
午後は、沖縄平和ツアーの参加者全員からの報告がありました
討論では15組織+青年・民医連部会等から21本の発言が活発に行われ、新人加入の取り組みや春闘の闘いなど議案を補強する発言がされました。緑区ケアユニオンの組合員からも「地域で集まれるのが心強い」と他地域での結成を呼び掛ける発言がありました。(発言の詳細は続報します)。
青年部も10人が前に並び、アクト参加の呼びかけと、「医療介護の改善のため、参議院選挙の投票に行こう」と元気な発言がありました。
議案は第1・第2号議案とも賛成多数で採決されました。2019秋闘スト権投票でスト権を確立し、新執行体制の選挙では、会計監査2名を含む32名全員が信任されました。
大会アピールを茅野執行委員、特別アピールを井上執行委員が読み上げ拍手で確認しました。最後は渡邉委員長の「団結がんばろう!」で終了しました。
大会では保育を用意し、3名が利用されました。忙しい中、1日大会に参加されたみなさん、役員のみなさん、本当にお疲れ様でした。
来賓挨拶
くれまつ佐一 愛労連議長
要支援の保険外し等介護保険制度の矛盾を感じながら仕事している。下流老人の藤田孝典さんいわく「闘わなければ社会は壊れる」。一緒に闘いたい。
本村伸子 議員(日本共産党)
夜勤明けで国会まで来て訴えてくれる看護師の悲鳴のような思いになんとか応えたい。理不尽な政治を変えよう。医療現場の皆さんの声を届けられる参院選にしよう
三浦宜子 日本医労連副委員長
医師や看護師の命を削って支える医療のままでいいのか?と議論が起こっている。愛知の新人加入率7割は全国トップ。地域ケアユニオン作りも全国の仲間にも広げたい。
大会にメッセージを頂きました。ありがとうございました!
せき 健一郎 衆議院議員
しげとく 和彦 衆議院議員
吉田 つねひこ 衆議院議員
愛知県看護協会 石川県医労連
東海労働金庫