地域の実情を無視した名指しゆるせない!白紙撤回を求める署名にご協力を!
厚生労働省は9月26日、再編・統合の必要性があるとして424の公立・公的病院名を公表し、「再検証」対象病院としました。愛知県では国立東名古屋病院、あま市民病院、碧南市民病院、津島市民病院、一宮市立木曽川市民病院、心身障害者コロニー中央病院、みよし市民病院、中日病院、ブラザー記念病院の9病院が名指しされました。2年前の診療実績に基づいて、地域の特殊性なども考慮せずに、いきなり再検証病院として名指しをする厚労省のやり方は許せません
名指し病院を訪問・懇談
1月9日、医労連・愛労連・社保協・国公・自治労連・全医労の6団体で「公立公的病院等再編・統合阻止愛知共同行動(424愛知共同行動)」を立ち上げ、1/28-29に名指しされた7病院の訪問・懇談を行いました。懇談では、名指しされたことへの意見や影響、患者・地域住民・職員からの反応、今後の方針などについて病院側から話を聞きました。
みよし市民病院
みよし市民病院では、「住民や患者から病院がなくなるんじゃないかと多くの問い合わせ」があり、職員からも不安の声が多く院長から説明を行ったそうです。公表の際も事前の連絡もなく、報道機関から聞いたほどで、対応に苦慮したと話されました。院長も「多くの中小病院は今回の評価基準では実績低いのは当然。インパクトのみを重視した作為的なやり方」と批判のコメントをしているそうです。
碧南市民病院
碧南市民病院では、今年度から改修予定であったが、今回の名指しにより今後について再検討することになり、改修工事が概ね1年先延ばしになりました。名指しとは別に、赤字なこともあり、経営状況含め病床数をどうするか検討必要となったためもあると説明がありました。職員の不安に対しては院長が病院は継続して運営していくと説明し、不安解消に努めているとのことでした