2/16~17 介護要求実現!全国学習交流集会in滋賀
開会あいさつ 三浦宣子副委員長
労働組合につながっていない介護の人たちを組織化して繋がっていく必要がある。人間らしい介護を保障するのは国の責任。本当に財源がないのか?大企業や富裕層には減税し、100億円の戦闘機を買う時には財源はどこに?とは言わない。税金の使い道が違う。様々な困難はあるが、いい介護をしたい、やりがいをもって介護をしたいの思いは諦めず、闘っていこう。要求前進のカナメは組織拡大。仲間を増やし、やりがいをもって働き続けられる職場にしていこう。
ノーリフティングは労働者を守る仕組み 下元佳子PT(ナチュラルハートフルケアネットワーク)
記念講演:「介護はもっと働き甲斐を実感できる仕事〜介護はきつい重労働のイメージを変えよう〜」
・ノーリフトは単なる技術ではなく、労働者を守る労働安全のしくみ
・委員会を立ち上げ、リスクマネジメントを
腰痛調査→分析→教育、組織的な取り組み
・直接ケアだけでなく、重い物を運ぶ時、不良姿勢を防ぐ→洗濯物や残飯バケツを台車に乗せて運ぶ、物の置き場を変えることでかがみこみを無くすなど
・新・腰痛予防対策指針が知られていない。人力での抱え上げは「原則行わせない」=求められるのは管理体制
・業務上腰痛件数は私たちの保健衛生業だけ増えている。
・若い人に「介護はしんどい仕事」だと避けられている。高校生への進路紹介でリフトなど福祉用具を持ち込んで体験してもらうと、介護のイメージが変わる。
・個人での頑張りやスキルアップから、組織・地域への取り組みに変える時期
特別講演 小林あゆみ氏(元介護事業所管理者、労災裁判元原告)
・裁判所には休憩はとれると言われた。しかし、小規模多機能やグループホーム
は1人夜勤。休憩を取ったら0人配置の時間ができてしまう。
・一度も会っていない医師が躁病だから荷重労働ができたと判断した。
・言い続けなければ変わらない。休憩が取れているか?介護現場を良くしていこう
介護の未来がかかる裁判 長野民医労より、あずみの里裁判について訴えがありました。
・おやつの時間に意識消失、1ヶ月後に亡くなる。
准看護師が起訴される。医師は死因は脳梗塞だと言っているのに、裁判所が勝手に窒息が死因だと決めた。
・疑いだけで確たる証拠がなければ無罪になるはずなのに、理不尽な裁判所のやり方に、皆さんの抗議・怒りの声をあげてほしい。
・団体署名、個人署名にご協力を 2/27に裁判所に提出する。
・あずみの里のスタッフからも訴え 「介護の未来を守ろう」
愛知県からも、地域ケアユニオンの取り組みについて報告しました。
基調報告 寺田中執
「運動の到達点と2020年の課題」←報告の中で愛知の運動も紹介されました。
(特定処遇改善加算のアンケートと県交渉に取り組んだこと、介護の日の介護ウェーブ)