8月24日、医労連東海北陸ブロックにて、「労働組合SNS講座」を開催。34名(うちzoom27名)が参加しました。東海北陸の仲間のほか、四国や大阪からも参加がありました。国公労連の井上伸さんを講師に、SNS活用の意義や有効的なTwitterでの発信方法などを学び、各県の取り組みや感想を交流しました。
労働組合活動におけるSNS活用のススメ
井上さんは詳細なデータに基づき、現在は若年層の多くは新聞やテレビではなくネットから情報を得ていること、特に多いのは、Twitterであることを強調。保育士のSNSでの悩みのつぶやきに「組合つくっちゃえば?」と返信があったことをきっかけに群馬の保育園で組合を結成した等の具体的事例を通し、SNSで日常的に労働組合の役割や意義を発信していくことの大切さを学びました。
有効的なツイートとは?
・労働組合の組織率は16.7% そもそも若者は労働組合を知らない。
「○○の集会をやりました」という報告の発信では、あまり意味がない。
内輪受けになってしまう。
→若者に届くよう、労働組合の役割をわかりやすく知らせる必要がある。
・その問題への関心が高まっている時こそ、SNSの活用を→若者にはSNSで情報を得ているので、何が起きているのか知りたがっている。タイムリーに発信しよう。
・受け手を意識する。労働組合を全く知らない若者を対象にしている。届いていないから読まれない。届けられる言葉に磨きあげる必要がある。
→日々SNS上にあふれる「嫌なら仕事やめればいい」と言う“呪いの言葉”を解こう。
ツイートするなら昼12時か夜9時以降
★読まれる投稿★
①いま社会的に注目を集める問題に応答
②テレビ・マスコミ利用して労働組合の主張を拡散
③社会的に注目を集めている人の発言を批判したり、引用して労働組合の主張を拡散
★Twitterでの注意点★
個人情報、個人が特定されるような写真は載せない。大規模なデモや集会は示威行動なので、そこで撮られる写真は参加者も撮られること折込済みだろうが、小規模な学習会やストライキなどは、顔のところにイラストやマークを被せたり、ぼかすといい。
井上さんは最後に、「新自由主義や自己責任に侵されている若者に変わってもらって、労働組合に入ってほしいのに、労働組合側が変わらなくてどうするのか?失敗を恐れずにSNSで発信を始めてみよう」と締めくくりました。