20秋闘速報⑦ いのち守る秋の運動・署名スタート集会☆安全・安心の医療介護の実現を

 

9月6日、愛知社保協・424愛知共同行動・愛労連・医労連の主催で、「いのち守る秋の運動・署名スタート集会」を開催。全体で66名、県医労連から6組織20名が参加しました。多くの団体が秋から始まる署名を持ち寄って交流し、運動スタートの機運を高めました。

主催団体からの報告

愛知社保協 小松民子事務局長
コロナ危機を克服し、「全世代型社会保障」政策と対峙する「人権として社会保障制度」の運動推進を~「社会保障拡充」をかかげ、政治転換を求める世論構築を~と題して情勢の特徴と課題を報告

424愛知共同行動 長尾事務局長
424共同行動の取り組みについて、名指し病院の状況や、地域医療構想をめぐる最新の情勢、コロナ禍での地域医療の状況を報告しました。

愛知県医労連 池田執行委員

愛知県医労連からは、池田執行委員より、これまで署名で制度を改善させてきた医労連の運動の歴史と、コロナ禍における医療・介護現場の問題を報告。現場は慢性的な人手不足のなか、疲労が蓄積しており、「本来もっとこんな看護や介護をしたいという気持ちがかき消されてしまっている」と実態を報告。いのち署名に取り組み、多くの団体の共同で大きなうねりを作る運動にしたいと決意を述べました。

現場の実態報告

南生協労組(医労連)柴田執行委員
個人防護具が不足しているが、患者のところへウィルスを運ばないためにも大切。元々の人手不足がコロナによる業務増で夜勤回数も増えている。患者と話す時間が十分持てない。スタッフの増員をして患者を待たせなくていい看護が理想。組合活動を始めて間もないが、声をあげて動くことで要求が実現できることを学んできた。新署名を集めて増員を実現したい。

北医療生協介護職 鈴木さん
介護施設の減収による閉鎖で、介護難民を出さないために、減収補填をしてほしい。大幅な引き上げで、安心して事業運営ができるように。きちんと国の税金を投入して、介護保険の改善を。

名古屋市職労えいせい支部 小田前執行委員
感染者の多い区では通常業務に手が回らない状態。残業や休日出勤が増加。人員増が必要。そんな中でも名古屋市は運動で、1区に1保健センターが残せたことは大きい。保健師 地区担当制を守ってきた。ほぼ全員に感染症業務の経験があることが活かされている。

署名宣伝行動
集会後は金山駅で署名宣伝行動。29名の参加で、129筆の「いのち署名」が集まりました。リレートークでは、若手組合員も自分の言葉で、現場の大変さや増員の必要性を訴えました。

 

 

公開:2020年9月9日   カテゴリー: