9月9日、愛知県医労連は、県庁記者クラブで記者会見し、コロナ禍で疲弊する看護・介護現場の実態を報告。個人防護具の供給や、定期的なPCR検査、コロナで赤字の病院への減収補填の必要性を訴えました。
冒頭、西尾書記長よりコロナ禍における医療介護現場の全体の状況を報告。その後、愛知県内の医療・介護現場の実態として4名の看護師らが現場の声を訴えました。
「コロナ病棟の看護師は、防護服を4時間着たままで疲労困憊。神経が昂り眠れないこともある。 一般病棟は夜勤回数が増え日勤者の人数減り負担」
「冬のボーナスも減るのではないかと心配。減収補填や危険手当を出してほしいと強く要望したい」
「元々人手不足の介護現場。利用者と密着せざるをえない。」
「病院はコロナ患者受け入れで減収大きく、ボーナス半額に。国や自治体で減収補填をお願いしたい。」
「外来は常にピリピリした状態の中、発熱患者の対応にあたり、疲労。民間病院で全く危険手当なく、保障をしっかりして欲しい。昨年比3割減、数千万の赤字。支援は貸し付けのみで借金となる。貸し付けでなく、直接的な支援を。」
「訪問看護では、自分たちのせいで利用者に感染させてしまったらと不安を持ちながら訪問している。クリニックの外来でも、無症状の場合、医師や看護師がうつしてしまうリスクがある。定期的なPCR検査を実施して欲しい。」
と医療・介護現場の切実な声を伝えました。
新聞5社・テレビ3社が参加しました。