愛知県医労連は9月26日(土)ユニオンセミナーをリモート併用で開催、会場参加11名、リモート10名の計8組織21名が参加しました。
例年は宿泊で2日間開催していますが、コロナ禍を考慮し、半日開催に短縮して行いました。愛知学習協の吉田豊先生の講演と、組合の基礎、仲間増やしの課題について学習し、参加者の組合についての思いを交流しました。終了後はzoomでのオンライン懇親会も行いました。
①吉田豊先生の講演内容「コロナ禍で見えてきた労働組合活動」
・医療介護福祉は休業要請されない、必須(エッセンシャルズ)な仕事
・労働組合は代理人ではない。一緒に解決する、みんなでやるから力になる。
・コロナ禍で人々は確かな情報を求めている→「医労連なら安心」と信頼を
・あらためて「憲法」を胸に 「文化的」の意味は今の時代に合った優れたもの
労働者が社会を動かしている、なしでは社会が廻らない
政府は病床を減らし、医療費を削減することばかり考えているがそれでいいの?
・医労連に結集し、みんなで学びながら、職場の声をひろい、半歩前に出よう!
②組合活動の基本とたたかいの歴史・署名の意義
・おさえておきたい労働組合の基礎:憲法で保障された、労働者の権利や大切な組織の原則
・医療・介護・福祉の労働組合の任務:産業別の労働組合は大きな影響力を持ち、国や行政へも発言力がある。
・たたかいの歴史:看護婦が結婚や出産・通勤の自由がなかった時代から、声をあげ、少しずつ自由を勝ち取ってきた歴史。1992年に第一回の「看護婦110番」を愛知でも行い看護婦のお礼奉公を実質禁止させた成果。
医療・福祉後回しの政府でいいのか?いのち署名を集め政治を変えよう。
③コロナ禍だからこそ医療介護福祉のなかまをふやし社会を変えよう
5/9医療介護労働110番以降、83人から相談があり、22人の加入につながった。コロナによる経営悪化から、退職勧奨や派遣切りの相談があり、解決につながった事例を紹介。
7月には年俸カットに対し医師が団結して組合結成し、減給撤回などの前進となった。コロナ禍で組合のない職場からも労働者の要求が噴き出している。交渉権をもつ組合の出番。
コロナで病院の経営は悪化しており、国の責任で減収補填が必要。愛知には43万人の医療介護福祉労働者がいる。組合の存在を知らせ、一緒に変えようと呼びかけ、社会を変えていこう!