2月28日「すべてのケア労働者に大幅賃上げを求める緊急要請」として、愛知県知事への緊急要請書提出と、県政記者クラブでの記者会見を行いました。現場の看護師・介護職3名が参加し、「コロナ禍で業務負担も増える中、なぜ職種や職場で対象を限定した賃上げにするのか」「患者のいのちと暮らしを守るため大幅賃上げ・増員が必要」と訴えました。会見には報道機関7社が参加、翌日のしんぶん赤旗で報じられました。
職場に分断をうむ制度は改善を 賃上げ対象外の当事者が訴え
【クリニックの看護師より】
コロナ感染者がまず初めにかかるのはクリニック。検査の際も、感染を広めないよう細心の注意を払っている。地域の医療を守る診療所がなぜ対象外なのか。差別だ。
【訪問看護の看護師より】
訪問すると家族や本人が感染していることもある。排便などケアが必要な方は陽性者でも訪問している。ターミナルの方は病院では面会制限あり在宅に帰る人もいる。コロナ禍で訪問看護の役割は強くなっている。訪問看護が対象外なのはおかしい。
【回復期病院の介護福祉士より】
病院で働く介護職はなぜ対象外なのか。法人の中で、政府の賃上げの対象になる職場とならない職場があり、分断をうんでしまう。感染が出て大変な中働いている。スタッフが少なく余裕を持った介護できない。給料が低いことが離職につながっている。対象を限定せずに、すべてのケア労働者に賃上げが必要。
愛知県に緊急要請書提出
愛知県知事に対し、対象を限定せず「すべてのケア労働者に大幅賃上げを求める緊急要請書」を提出しました。補助金の担当である高齢福祉課では丁寧に話を聞いてくれました。
提出した要請書はこちら↓