3月10日の統一行動では、午後から愛労連の「エッセンシャルワーカーの賃上げ・増員アクション」にて、保育・福祉・学童保育の皆さんと県要請、記者会見を行いました。
会見では、看護師より「もともと少ない人数で回していたが、コロナによる仕事量の増加、患者1人当たりに必要な時間の増加、離職や病欠による欠員で今まで以上に厳しい体制。やりたい看護ができない。患者を待たせてしまう。」と実態を報告しました。介護に関しては、「介護の賃上げは実際は月9千円にならず、回復期病院の介護職やケアマネは対象外。生活できずダブルワーク、体を壊す。介護職専門職に相応しい賃金にしなければ担い手がいなくなる。ケアを軽視する社会に未来はありません。」と賃上げ・増員を求めました。
会見前には、県・名古屋市の各担当課に「いのちと暮らしを守るために、エッセンシャルワーカーの賃金引き上げ・大幅増員を求める要請書」を提出しました。高齢福祉課では短時間懇談も行いました。会見後、名古屋駅での夕方の宣伝もエッセンシャルワーカー合同で実施しました。
宣伝行動では、クリニックの看護師である浜島さんより、「コロナ対応もしているのになぜ賃上げの対象外なのか」とスピーチしました。
17時半~は医労連で新いのち署名も行いました。「私も入院していたので、人が足りないというのはよくわかります。」と通りがかりの男性が署名に協力してくれました。
19時からは、名古屋駅にて愛労連「国民春闘勝利宣伝行動」を実施。ロシアによるウクライナ侵略に抗議し、ウクライナ国旗色の腕章を付けて宣伝しました。医労連からは矢野書記長が、長年の社会保障費抑制政策で保健所が半分に、感染症病床が8分の1に減らされてきたことが、コロナによる在宅死を招いたと話し、本日の統一行動で各病院前で声をあげたことを報告しました。