愛知民医労第5回定期大会開催。組織の成果交流し仲間を増やして、強く大きな愛知民医労に。

 

4000人を視野に要求実現、大きな愛知民医労を作ろう  

 8月20日、愛知民医労第5回定期大会が労働会館本館会議室にて開催されました。リモートを含む18名の代議員、11名の役員、4名の来賓あわせて33名が参加しました。大会には、全労連常任幹事の原さん、愛知県医労連の矢野さんにお越しいただき、東海北陸ブロックの民医連部会責任者の山中さんがリモートで参加して頂き、原さん、山中さんに来賓挨拶をいただきました。

 まず、愛知民医労の池田書記長から①22年度の総括、23年度運動方針案②会計報告・予算につい提案がされました。大会後半はKJ法でグループ討論を行い、悩みや課題などを出し合い、グループで解決の方法について話し合いました。議案の採択は、1号議案、2号議案とも満場一致で採択されました。

各組織からの発言

 みなと生協労組からは、「ストライキは道路工事みたいなもの、一時的には迷惑がかかるけど、道路がキレイになれば喜ばれる」と学習し、ストライキを構えて交渉したところ、全職員に特別加算金を勝ち取った。パート含む全職員への手当支給は初めてのこと。看護の処遇改善も算定させた。

 北生協労組からは、全ての非正規職員への一時金支給を引き出すことが出来た。金額の上澄みを求めている。みんなで討論、みんなで決定、みんなで実践の組合民主主義を大切に、毎月職場討議を続けている。

 南生協労組からは、物価高騰に対して、インフレ特別手当の支給を勝ち取った。パート職員にアンケートを実施し、要求つくりに活かしている。雇止めされそうになったパート職員も組合が抗議して撤回させた。不当労働行為に負けず、何度も団体交渉を重ね、新人にもたくさん加入してもらうことが出来た。

 名南会労組からは、コロナのクラスターが相次ぐ中での秋闘交渉、一時金削減提案に対し、職員署名に取り組み、撤回させた。春闘では、ストライキを実施し、特別一時金を勝ち取った。組合の底力を示すことが出来た。助け合いの共済では、年間205人に1,033万円の給付があり喜ばれている。

 尾張健友会労組からは、介護処遇改善の手当から基本給に組み込む形でのベースアップを勝ち取った。新人加入も例年を大きく上回る加入で成功した。ボーリング大会やバトミントンサークルで交流をしている。共済説明会をろうきんとコラボして実施し、組合員の要求にこたえ喜ばれている。

グループ討論で組織の交流

 大会後半は、5グループに分かれてワークショップを行いました。まず、KJ法で悩みや課題をカードに書いて出し合い、出された内容について解決の方法を再度カードに書いて出し合い討論を進めていきました。リモート参加者のグループも同様の内容で討論を行いました。50分のワークショップでは、「組合活動をどうアピールし、仲間を増やしていくか」「役員や次世代の継承をどのように作っていくか」「参加しやすい活動にするためにどんな工夫があるか」「共済や会計、ニュース作成など実務の方法や負担軽減」などについての悩みや課題が出されました。

 次に、出された悩み、課題について解決の方法について討論し、各グループからは、「リモート利用で参加しやすい工夫」「共済や会計担当者の交流会を行っては」「加入リーフやニュースなどデーターをお互いに共有できるようにしては」などの意見が出されました。討論では、各組織で行っている方法や工夫、経験などが出されお互いの組織の理解を深めることが出来ました。組合活動経験の違いのあるメンバーのグループでしたが、KJ法を取り入れたことで、それぞれの立場での思いが出せ主体的に発言できる場になりました。

 討論の後に、池田書記長が「中途採用者にも声をかけ組織を大きくしよう」「一人ひとりの声を聞く工夫をしよう」「楽しい活動を行いながら担い手を増やしていこう」「ストライキを柱にすえ、24春闘ではベースアップを勝ち取ろう」「実務交流をし共済を拡げよう」「増員署名に取り組み世論を変え、制度を変えよう」と討論のまとめを行いました。大会の最後は、原執行委員長の団結がんばろうを行い終了しました。

公開:2023年9月4日   カテゴリー: