#守りたい命がある・だから増員を
記者発表
統一行動日の11月9日、13時から県政記者クラブで記者会見を行い、テレビ4社(テレビ愛知・NHK・メーテレ・東海テレビ)、新聞3社(毎日・朝日・赤旗)、共同通信の8社が参加。加盟施設訪問で調査した新人看護師の離職率の高さや、光熱費高騰・紹介料高騰での経営難、県への要請内容について報告しました。現場の看護師・介護職が実態を発言しました。
人が足りず派遣の人も無資格・未経験の人しか来ない。教育をしてもすぐ辞めていく。若い新入職員も入ってこない。賃金が低く夜勤手当がなければ生活できない。岸田首相の言う月6千円の賃上げでは全く足りない。ICT化は人減らしの理由にはならない。
現在は2交替16時間の夜勤が増え、それで多いと8回となると看護師は自分の健康を害しながら働いている。高齢で認知症の患者も増え、入院で混乱し不穏になって対応が大変。看護師は利用者さんに感謝されることでなんとか明日もがんばろうと思えるが、ケアに時間を割けない。すでに退職した新人もいる。
病棟看護師からの声では、人手が少なく経験の浅いスタッフばかりでの夜勤になると急変やトラブルがないことを祈るしかない。新人看護師を指導する中堅看護師が残業になりやすく負担が大きい。看護師の配置基準の見直しや処遇改善をお願いしたい。
愛知県交渉
14時~は愛知県の担当者と懇談を行いました。8人の参加で、現場の実態を伝えながら、看護・介護の人材確保・離職防止、紹介料の高騰への規制、光熱費高騰での支出増への支援、お金の心配なく目指してもらえる給付型奨学金、安全な医療・介護のための施策充実などを求めました。昨年まではコロナ禍で愛知県側は人数を絞っての懇談でしたが、今年は医療・看護・介護のほぼ全ての担当課がそろっての懇談となりました