ぼっち夜勤を考えるつどい開催 現場の声で制度
「なくせワンオペ!プロジェクト」にて、11月10日「ぼっち夜勤を考えるつどい」を開催。会場6人・オンライン13人が参加しました。福保労・加藤さんが、プロジェクト開始のきっかけとなった、同僚の1人夜勤中の死について話し、福保労東海地本の西田書記次長より、アンケートの中間報告がありました。90%近くに1人夜勤の時間がある。20時~7時の間に1人の時間がある人が多い。夜勤中手をあげそうになったことがある人は55件(30%)。賃金が変わらないなら夜間複数配置を望む人は92%でした。行動提起では、1月末提出を目指してアンケート集約を増やすことが呼びかけられました。
介護・障害福祉現場から夜勤実態を報告
介護職場の井上さん 【機械では介護できない】
夜間もずっと移乗し続けるなど常にどこかでコールが鳴っている。機械では介護はできない。ICT化にお金を使うなら介護職の待遇改善や人を増やす施策を考えて。
介護職場・木下さん 【身体にムチ打って夜勤】
夜勤で転倒があり事故報告を書いたりと24時間施設にいた。翌出勤日に脳梗塞の一歩手前になり薬を飲みながら夜勤をしているが、本当は辛い。
障害職場・塚本さん 【急変時の対応困難】
利用者の様子がおかしく夜間に救急搬送。2ユニットで建物内に2人職員がいたのでなんとか対応できたが、完全に一人だったら難しかった。命や健康、地域生活が守れなかったかもしれない
その他にも、zoom参加のみなさんから、「老健の時、100分の休憩中は一人になり不安だった(名南会・古海さん)」「グループホームで看取りの際はずっとついていたり、1人では困難(福岡)」「排泄介助中にセンサー鳴っても行けない(千葉)」など深刻な実態と、複数配置を求める発言がありました。山形県医労連は3人で集団視聴。全国老人問題研究会の新井さんから「現場の方の声がすごく大事」と激励がありました。最後に岐阜協立大学・高木先生より「ワンオペや職員の極度のストレスになり離職につながる。政策的に取り組まなければ根本的な解決にならない」とコメントがありました。