11月16日、日本医労連の対政府交渉が行われました。愛知からの参加者4人は、厚労省交渉(看護・介護・医療)に参加しました。
介護
年度末の介護報酬改定に向け、人員配置や処遇の改善等を求めました。厚労省は、加算でもう1人分の人件費がまかなえると言ってましたが、時給いくらの計算?と聞かれても答えられませんでした。宿直がいるから1人夜勤ではないとの回答でしたが、宿直者は携帯を持って家にいるので、休憩の交代要員にはならないと現場の介護職から実態との齟齬を指摘されていました。介護報酬改定に関わる要請は12月をめどに、取りまとめ予定のため審議中だとの回答でした。
井上執行委員(なごや福祉施設協会労組)より、「1人夜勤では、寝てくれない利用者さんを車椅子で連れながら他の方の排泄介助をしないといけない。そこにさらにセンサーコール鳴っても行けない。ICT化では安全が守れない」と実態を伝え改善を訴えました。
看護
◆看護の交渉では、浜島書記次長(南生協労組)より、「派遣の看護師は数か月でいなくなってしまう。紹介業者の紹介料が年収の2割から3割に増え、病院の経営を圧迫している。チーム医療の現場で、派遣が常態化するのはどうなのか。厚労省としても規制をしてほしい」と訴えました。