看護師は職場環境に配慮されて働く権利がある
12月27日名古屋地裁で、名古屋市立大学教職員組合が支援する看護師の裁判6回目が行われました。
看護師の原告側は退職強要された8月22日時点でシフト変更や勤務場所の変更など配慮が出来なかった理由を具体的に示すよう求めていますが、被告の法人側は夜勤をしない看護師がいると公平性を欠く、など一般的な主張でした。
裁判後の報告会
裁判後に3人の弁護団より、「こちらは、経験を積み重ねた看護師を簡単にクビにしていいのか、職場環境配慮義務が守れなかった理由を具体的に出して、ということを聞いてるのに、市大側は夜勤をやってもらわないと診療報酬上困りますというような病院側の主張で嚙み合っていない。」と解説がありました。
「来年には証人尋問をやっていきたいと思っており、その際はさらに多くの傍聴をお願いしたい」と呼びかけがありました。
看護師の働き方を考えていこう
原告の看護師から、「のらりくらりと裁判に真摯に向き合おうとしない病院の姿勢に苛立ちがある。ただ、あのままだったら退職届を出して、今頃クビになっていた。ちょっとずつ、裁判を理解して支援してくれる仲間が増えてきた。職場環境配慮するということがどういうことか、これまで考えてこなかったことを争う裁判なので、わかりにくいかもしれないが、問題を提起しないと変わらない。自分自身が闘って切り拓いていかないと。中々思うように進まずもどかしいが負けるわけにはいかない局面 を切り拓いていきたい。」と決意表明がありました。
2月27-28日姫路で行われる日本医労連の看護要求実現交流集会でこの裁判についても報告があります。
次回裁判
次回裁判は、2月 19日 (月 )14:30〜 名古屋地裁です