人が育つ介護現場をめざして
2月25-26 日神戸市産業振興センターとオンライン併用で介護要求実現!全国交流集会が開催されました。全国から90人(会場67人)の参加がありました。
記念講演は金沢星稜大学・曽我千春教授より「人が育つ介護現場をめざして」をテーマに講演がありました。
声をあげて介護職場の改善をせまろう
特別報告では、①香川民医労より「昨年の春闘で20年ぶりにストライキを決行。不団結を生まないよう全職場をまわった。 ストの結果、年度末一時金とベースアップを獲得した」という報告、②愛知県医労連・小島副委員長より、「夜勤実態アンケートとオンライン署名を集め、3月に厚労省に提出する。ワンオペではコールが重なると対応できず危険。ICT 化は人を減らす理由にはならない」となくせワンオペの取り組み報告がありました。③三重ひだまり労組・松田委員長からは、「2023年5月に三重県松阪市の入浴サロンで組合を結成した。組合結成後、パート全員にボーナスが支給された。ベッドや車椅子の改善を求め要望書を提出し、改善された。
みえ医療福祉生協労組では介護の処遇改善が出ている職員のみボーナスカットとなったことに抗議し、1月30日にストライキ決行。通りがかりの住民から応援を受けた。」と報告がありました。
若い人に選んでもらえる仕事にしよう
2日目は施設・在宅・病棟の分散会に分かれ、職場の悩み・要求、2月からの処遇改善の取得状況、春闘の計画などを交流しました。施設介護の分散会では、「グループホームは休憩室もない」「老健で1日50人を入浴、朝1 時間で全介助の利用者40人の車椅子移乗が大変、調査をして早番をもう1人増やすことを要求している」「処遇改善は早く試算を出すよう言って、月3,500 円くらいになりそう。」などの話が出ました。
分散会報告で7年目の介護職より「介護職になることを親に反対された。世間は重労働だし給料が安いというイメージ。これは国がケア労働を下にみているせいもある。若い人に選ばれる仕事にしたい」と発言がありました。