第9回 名市大看護師裁判 いよいよ証人尋問へ 【春闘速報21】

 5月9日、名古屋市立大学教職員組合が支援する看護師の9回目の裁判が行われました。今回の裁判では、前回裁判以降に行われた証人申請を元に次回の証人尋問に立つ証人や尋問の順番について審議が行われました。

 前回裁判時には、原告側は看護部長と看護副部長、原告の所属していた部署の看護師長2人と原告本人の5人を挙げたのに対し、被告側は、看護部長と所属部署の看護師長の1人の計2人を証人としてあげていましたが、裁判所の判断により看護部長と看護副部長、原告の所属していた部署の看護師長二人のうち一人と原告の計4人が証人として採用されました。

 証人尋問の順番は、所属部署の看護部長→副看護部長→看護師長→原告の順です。この順番については、被告側も意見が一致しました。午前、午後2人ずつの証人尋問が行われます。

いよいよ証人尋問

 証人尋問では、原告が退職を強要された昨年8月22日の被告の対応の違法性や職場環境配慮義務について、原告の被った損害についての3点が争点になります。

 当時の原告の申し出に対して、所属部署と看護副部長、看護部長、それぞれの対応とどのように伝達したのかが法廷で明らかにされます。「夜勤が出来なければ常勤として認めない」慣行が多くのところで続いています。

 原告は、この争議によって看護師の権利が認められ、就労環境が働きやすいものに替わり、職責が十分果たすことが出来ること、看護師を志す若者が未来に希望の持てる人生を送れるようになることを望んで裁判を起こしました。

 裁判所の公正な判断を求めます。

次回 証人尋問

 7月29日(月)9時50分~ 名古屋地裁にて

※たくさんの傍聴参加をお願いします! ~午前のみ、午後のみでも構いません~

公開:2024年6月7日   カテゴリー: