有料老人ホーム「サニーライフ豊橋」で看護師として働く纐纈多津子さんは、施設長のパワーハラスメント、介護士・看護師の人手不足による劣悪な職場環境を改善し、利用者にもよい介護を提供出来る職場にしたいと、「サニーライフ豊橋労働組合」を結成し、その執行委員長として活動してきました。
会社側は、結成直後から労働組合を敵視し、様々な組合攻撃をしてきました。2021年3月、定年後継続雇用を希望した纐纈さんを、会社は明確な理由なく拒否しました。看護師不足で、他の労働者は当然のように希望すれば継続雇用となっている中、組合の弱体化を狙った差別的な扱いは明らかでした。纐纈さんはなんとか職場に戻りたいと、2022年2月7日、名古屋地方裁判所豊橋支部へ、地位確認等を求めて提訴しました。
これに対し、会社側は、訴訟に至ってから団体交渉で触れてこなかったにもかかわらず纐纈さんの就労状況に問題があったという主張や、実態に反して定年後継続雇用は会社の完全な裁量であるとの主張を展開しました。定年後継続雇用の慣習はないという会社の言い分を受け、2024年3月19日、原告の請求を棄却する不当判決が言い渡されました。
全国150の事業所をもつサニーライフでは、パワハラや退職強要などが相次ぎ、愛知県外からも相談が相次いでいます。もの言う職員を排除するサニーライフの体質を司法が認めてしまったら、労働者も利用者も守られません。そのため、纐纈さんは地裁判決に対して高裁に控訴することを決意しました。
愛知県医労連が事務局を務める「サニーライフ労働者を守る会」にて、名古屋高等裁判所に「組合つぶしを狙った雇用継続拒否の不当労働行為性を認め 名古屋高裁での公正な判決を求める」要請署名を開始しました。下記の通り、ご協力をお願いします。
記
1.名古屋高裁に公正な判断を求める署名(別紙)への協力をお願いします。
団体署名、個人署名の2種類があります。
返信方法:愛知県医労連 宛にお送りください。
郵送 〒456-0006 愛知県名古屋市熱田区沢下町9-3 労働会館本館403
愛知県医療介護福祉労働組合連合会(愛知県医労連)
FAX 052-883-6956・メール irouren@roren.net
※集約期限 第一次集約:8月10日 最終集約:裁判の進行により今後決定します
2.サニーライフ労働者を守る会へのご入会・支援カンパにご協力ください。
振込先:東海労働金庫豊橋支店 サニーライフ豊橋労働組合執行委員長・纐纈多津子(普)4571240
以上
名古屋高裁 第1回裁判
8月29日(木) 13:20