過去最多の組織数 第85回定期大会開催【2024秋闘速報1】

22組織98名の参加で意思統一

 愛知県医労連は7月7日、第85回定期大会を過去最高の組織数12,596人(昨年比+69増勢)で開催。22組織から代議員、役員、傍聴を含めて98名(会場76名、zoom22名)の参加で成功しました。

日本医労連
佐々木悦子委員長
愛労連
林 達也 副議長

 来賓として、日本医労連から佐々木悦子委員長、愛労連から林 達也副議長が参加され、愛知県医労連が過去最高の組織数で迎えたことに対する祝辞や労働者の処遇改善や賃上げの実現のため政治を変えようとあいさつされました。

矢野書記長
西尾副委員長

 本大会では、矢野書記長から23年度総括と24年度方針、西尾副委員長から23年度の決算、24年度の予算の提起がされました。

  

 討論では、16組織+青年・女性の計18本の発言が活発に行われ、春闘で17年ぶりにストライキに立ち上がった経験や粘り強く交渉を重ねベアを勝ち取った経験やこれまでの教訓を生かし連続100%の新人加入を達成した経験、第2、第3の取り組みで加入に繋げている苦労や工夫、共済が組合員を助けている経験などが語られました。

 労働組合があったからこそ要求が前進した、組合員を増やし、一人ひとりの組合員に寄り添った活動をしていこうと労働組合の存在意義や更なる前進を確認し合いました。(発言内容は後日、愛知県医労連しんぶんにて詳報します。)

 サニーライフ豊橋労働組合の纐纈委員長と名市大病院争議、名城病院争議の原告の方から争議支援の訴えがあり、会場で争議支援カンパが27,663円集まりました。

 沖縄平和ツアーに参加した代議員より報告があり、実際に目で見て実相を知る大切さを話して頂きました。レイバーノーツ大会に参加した池田書記次長から米国の進んだ労働組合活動について報告がされました。

 議案は1・2・号議案とも満場一致で採決され、2024秋闘スト権投票でスト権を確立し、役員選挙で役員36名全員が信任されました。

 大会アピールを柴田執行委員が読み上げ、拍手で確認し、最後は渡邉委員長の団結がんばろうで閉会しました。

原爆絵展示

 今大会では、来年が被爆80年の年となることから、原爆について触れ、核兵器のない世界の実現に向け考えるきっかけとして愛知県原水協から原爆の絵やパネルをお借りして会場に展示を行いました。

大会後宣伝

 大会後は金山駅で署名宣伝行動を23名で行いました。37℃の炎天下で、立っているだけでも汗が滴る暑さでしたが現場の介護士・看護師が人手不足で十分なケアが行えない、求人しても人が来ない背景に低賃金があると現場の実態を訴え、人員の補充や処遇の改善のための署名の協力を呼びかけました。短時間の取り組みでしたが「増員・夜勤改善署名」33筆が集まりました。

公開:2024年7月16日   カテゴリー: