日本医労連沖縄平和ツアー報告
日本医労連が主催する沖縄平和ツアーが5 月24 日~26 日の2 泊3 日で行われました。コロナ禍で中断していたため、5 年ぶりの開催となり、愛知からは全医労豊橋医療センター支部、愛厚労、事務局から3 名が参加されました。 そのうちの1人から感想を寄せていただきました。
今回の沖縄平和ツアーに行き改めて平和、戦争について考えさせられました。今までは戦時中の暮らしについて学ぶことはありましたが戦争の悲惨さを学ぶ機会が少なかったので貴重な体験になりました。
特に印象に残っているのは南風原町の20 号豪やガマのところです。どちらも中は薄暗く、梅雨時期ということもあり湿度がく足元もわるかったです。実際戦争があった時期も5 月ということで当時の人たちはこのような環境で治療や生活を送っていたことが分かりました。
また資料館手実際の写真や記録を見てとても心が痛くなりました。資料館の外には亡くなった方の石碑もありました。日本人だけでなくアメリカや朝鮮の方も戦争で亡くなっており敵味方関係なく悲しんだ人が多いことがわかりました。これらのことから戦争は悲惨なものであり繰り返してはいけないと思いました。
他にも米軍基地の問題についても知ることができました。実際、嘉手納基地に行った時に飛行機が着陸する時がありました。その時にとても飛行機の音が大きかったのです。しかしそこで暮らしいる人々は飛行機が飛ぶ時間を知らずに生活していると聞き、この騒音がいつ来るか分からないまま生活していると思いました。元々は住民が生活していた場所に基地ができ、騒音問題があるのはおかしいと感じました。
辺野古基地の移設問題では生活や仕事のために賛成の人もいます。しかしその子供たちが大人の都合で「あそこの親は反対だから」「賛成だから」といじめまであり、賛成も反対も声に出せないことを知りました。現地の人たちが声をあげれないため周りが代わりに声を上げてく必要があると思いました。
戦争からまだ100 年も経っていない中で戦争を助長するきっかけになる米軍基地を残すのは今の人々の暮らしだけでなく平和に対する思いも踏みにじっているように感じました。特に沖縄の人々は戦争の悲惨さを誰よりも知っているからこそその思いは大事にして行くべきだと感じました。
今までは自分の土地ではないため基地問題を他人事のように感じていましたが、今回の平和ツアーを通してもっと関心を持っていこうと思いました。また戦争について改めて学ぶことができたため、平和についてより一層今の私ができることをやっていこうと思いました。