パワハラは人権侵害 どう対応する?【秋闘速報3】

 8月4日(日) 第20 回労働安全衛生学習交流集会を開催し、10 組織27 名( うちzoom10名) が参加しました。

 記念講演には「職場のハラスメントどう対応する? 」をテーマに、伊藤勤也弁護士( 名古屋北法律事務所) に講演頂きました。

パワハラは職場全体の問題

名古屋北法律
伊藤弁護士

【伊藤弁護士のお話(概要)】

・パワハラは人権侵害であり、個人の尊厳を傷つけるもので許されないこと。
・自分にミスがあったとしても、そんな言い方したらダメ、相手が悪いことしているんだと自信を持って。
・パワハラを見聞きさせられる周りも被害者。職場全体の問題として意識を。
・職場の相談窓口に言うことは、解決にはならなくても、何らかの調査があり、警告にはなる。無駄ではない。
・会社としてやるべきことがあるのでは、と言うのは労働組合の役目。

多いのは「精神的な攻撃」

質疑・しゃべりばで交流

 講演後は講師への質疑と、グループごとでの交流タイムを取りました。

 「子どもの病気で休む時、家族にもっと協力してもらえないのかと言われるが」と質問があり、伊藤弁護士からは、「看護・介護休暇、有給休暇を取らせないようなプレッシャーを与えることはおかしい。休む権利は保障されている。休んでもいいような体制を取ることは事業主の義務。」と回答がありました。

参考になるサイト

公開:2024年8月9日   カテゴリー: