【第86回臨時大会】チャンスの春闘✩大幅賃上げの実現を‼【’25春闘速報1】

第86回臨時大会21組織97名の参加で意思統一

 愛知県医労連は1月19日、第86回臨時大会を開催しました。21組織から代議員、傍聴、役員を含めて97名(会場77名、zoom20名)の参加で成功しました。

 今回の大会は初めてグループ討論の時間を設け、参加者全員が意見を言える参加型の大会となるよう工夫しました。

 全体討論では、「ボーリングやクリスマス抽選会などで声をかけ種を繰り返し蒔く」ことで拡大につなげているという発言や、「コメディカル職場で2交替制導入に対し団体交渉や職場オルグを行い7人が加入した」との報告がありました。

 初めて参加した青年は「他の組合の話を聞いて、組合の意義を感じた」との感想が寄せられました。

来賓あいさつ

日本医労連 佐々木悦子 書記長

 能登ではまだ仮説住宅にも入れず水道も復旧しない地域も。万博を中止し資材や人手を能登に集中すべき。
介護事業所の倒産が過去最多。訪問看護も求人倍率4倍を超えた。国は国民の命や暮らしを守る責任がある。大幅賃上げするべき。

愛労連 寺田英明 副議長

 学校の現場もみなさんと同じく人手不足。教員が1年もたずに辞めたり、民間に移っていく。何とかしたい。

 愛労連でも春闘がスタートし、2月11日はトヨタ総行動。官民で力を合わせていこう。

大会議長

国共東海 平山代議員

北生協 鈴木代議員

委員長あいさつ

医療現場では賃下げor現状維持。見える活動をしていこう。

新組合結成報告

あまこだ労働組合

 介護施設の買収で会長が変わり、気に入らないと退職強要。

 何とかしなくてはと組合を作ったら、委員長と副委員長が出勤停止→懲戒解雇に。労働委員会・裁判で闘う。ご支援お願いします。

争議支援の訴え

 サニーライフ豊橋労働組合の纐纈委員長と名市大の裁判原告、新結成のあまこだ労働組合から争議支援の訴えがあり、会場で争議支援カンパが38,443円集まりました。

 名市大は1/22判決、サニーライフは1/27に署名を最終提出します。

争議支援物資販売

国共名城・あまこだ労組の支援物資を販売

討論会

全体討論

 今回はグループ討論を取り入れたため、全体討論では、9組織+青年・女性の計11本の発言が行われました。

 秋闘で署名を集め一時金引き下げをさせなかったことや、一時金カットに対し4回のストライキをうって闘った経験、コーヒーブレイクで加入につなげている取り組みなどが語られました。

 少数与党となった今、声をあげれば変えられるチャンスの情勢であり、25春闘は、経営者も一緒に国に大幅賃上げとそれをできるだけの報酬への引き上げを迫っていこうと意思統一しました。(発言内容は後日詳報します)。

グループ討論

 全員参加型の組合をめざす取り組みとして、今回新たに、大会でのグループ討論に挑戦しました。

 5~6人のグループに分かれ、自己紹介・アイスブレイク、職場や組合で困っていること、やりたいこと等を交流しました。その後5グループから話した内容を報告しました。

 「少人数の方が意見が言いやすい」「聞いているだけの大会より、参加者どうしの繋がりができた」「みんなの組合への熱い思いを感じて刺激になった」と感想が聞かれました。

団結がんばろう

 議案は1号議案・2号議案(組織拡大3ヶ年計画)が満場一致で採決され、2025春闘ストライキ権投票でスト権を確立しました。

 大会アピールを柴田執行委員が読み上げ、拍手で確認しました。

 最後は渡邉委員長の団結がんばろうで閉会しました。

大幅増員・夜勤改善署名行動

 大会後は金山駅で、大幅増員・夜勤改善署名に取り組み、48筆集まりました。

 現場の看護師や介護職が「看護師が足りないと必要な時に入院や治療ができません」「若い人が安定して働ける介護現場になっていない」とマイクでスピーチし、署名を呼びかけました。

 通りかかった若い方がたくさん立ち止まって対話になり、署名してくれました。

 署名行動後は、懇親会に28名が参加。大会の感想を出しあい交流しました。

公開:2025年1月31日   カテゴリー: