解雇は簡単にできません!

クリニックで「赤字だから、もう雇えない」と退職強要、解雇になった医療職。退職金ももらえませんでした。

1人で入れる組合に加盟し、組合から要求書で抗議。退職金・慰謝料を勝ち取ることができました。

雇用主には、雇った責任があります。

解雇は簡単にできることではありません。下記の4要件を満たさない解雇は「解雇権の濫用」であり、不当解雇です。

退職を勧奨されても、受け入れられない場合ははっきり断り、「辞めません」と意思表示することが大切です。それでもしつこく強要される場合も、決して自ら退職届は書かず、労働組合にご相談ください。

※「整理解雇の4要件」

(1)人員整理の必要性
どうしても人員を整理しなければならない経営上の理由があるか。
(2)解雇回避努力義務の履行
希望退職者の募集、役員報酬のカット、出向、配置転換など、解雇を回避するためにあらゆる努力を尽くしているか。
(3)被解雇者選定の合理性
解雇するための人選基準が評価者の主観に左右されず、合理的かつ公平であるか。
(4)解雇手続きの妥当性
解雇の対象者および労働組合または労働者の過半数を代表する者と十分に協議し、整理解雇について納得を得るための努力を尽くしているか。

#労働組合ができること

#労働相談

公開:2022年11月21日